A09 [授業内]

A09_1 (スクリプト)

ねらい: 関数を理解する. 整数の組を input() で入力して,これを要素とするリストを生成するやり方にも慣れる.

リストで与えられた整数の組 x(例:[1,2,3,4])を引数にとり,この整数の組の平均値を返す関数 heikin(x) を作成しなさい.スクリプトを実行すると「整数の組をカンマで区切って入力して下さい.」とメッセージを表示し,整数の組(例:1,2,3,4)がキーボードから入力されたら,これをリスト x に変換しなさい(例:[1,2,3,4]).x を引数として関数 heikin(x) を呼び出してその平均値を計算し,画面に「平均値は2.5です.」のように平均値を表示するスクリプトを作成しなさい.

適当な数の組を入力して実行した実行画面 A09_1.png と A09_1.py を提出しなさい.


A09_2 (スクリプト)

ねらい: 関数の作り方を理解する.

リストで与えられた整数の組 x(例:[1,2,3,4])を引数にとり,この整数の組の分散を返す関数 bunsan(x) を作成しなさい.スクリプトを実行すると「整数の組をカンマで区切って入力して下さい.」とメッセージを表示し,整数の組(例:1,2,3,4)がキーボードから入力されたら,これをリストに変換したもの(例:[1,2,3,4])を引数として関数 bunsan(x) を呼び出して分散を計算し,画面に「分散は1.25です.」のように分散を表示するスクリプトを作成しなさい.

なお,分散の計算は,bunsan(x) の中から課題A09_1で作成した関数 heikin(x) を呼び出して利用すること(A09_2.py に heikin(x) の定義をコピー&ペーストしてよい). また,母集団全体のデータを用いて,母集団の分散を計算する手法で計算すること.

適当な数の組を入力して実行した実行画面 A09_2.png と A09_2.py を提出しなさい.


A09_3 (スクリプト)

ねらい: 関数の作り方を理解する.引数に任意のオブジェクトを渡すことが出来ることを理解する.

半円と直線を描くことによって'0'をタートルグラフィックで描画する関数 drawzero(k, x) を作成しなさい.但し,引数 k, x は,それぞれ k は turtle のオブジェクト,x は描画する半円の半径とする.また,直線を描くことによって'1'をタートルグラフィックで描画する関数 drawone(k, x) を作成しなさい.x に同じ数字を指定すると,2つの関数で描かれる0,1の文字の高さが同じ大きさになるようにしなさい.

さらに,スクリプトを起動すると「整数を入力して下さい.」と表示されて,入力待ちになり,入力された整数が,奇数ならば関数 drawone(k, x) を呼び出してタートルグラフィックで1を描画し,偶数ならば関数 drawzero(k, x) を呼び出して0を描画するようにしなさい.

A09_3.py とタートルグラフィックの画面(0を表示しているもの)を A09_3.png として提出しなさい.