3.3.線形変換による図形の移動37問5. 上の例題と同じ仮定のもとで,線分ABをm:nに内分する点をPとしたとき,Pの像P′は線分A′B′をm:nに内分することを示せ.[解答例] 点A,Bの位置ベクトルをそれぞれa,bとすると,点Pの位置ベクトルpは,p=na+mbm+n.よってf(p)=f(na+mbm+n)=nm+nf(a)+mm+nf(b)=nf(a)+mf(b)m+n.f(a)はA′の,f(b)はB′の位置ベクトルだからf(p)は線分A′B′をm:nに内分する点である.3.3線形変換による図形の移動問1. 線形変換の行列が⎛⎜⎜⎜⎜⎝1234⎞⎟⎟⎟⎟⎠である線形変換のもとで点(7,5)へうつされる点をみつけよ.[解答例]⎛⎜⎜⎜⎜⎝1234⎞⎟⎟⎟⎟⎠⎛⎜⎜⎜⎜⎝xy⎞⎟⎟⎟⎟⎠=⎛⎜⎜⎜⎜⎝75⎞⎟⎟⎟⎟⎠⇔⎧⎪⎪⎪⎨⎪⎪⎪⎩x+2y=7,3x+4y=5⇔⎧⎪⎪⎪⎨⎪⎪⎪⎩x=−9,y=8.よって求める点は(−9,8).問2. 上の例の線形変換のもとでうつされる像が,直線y=2x上の点(1,2)となる点のあつまりは,直線2x+y=1上の点全体の集合であることを示せ.[解答例]
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