42第3章線形変換と表わされる.すなわち⎧⎪⎪⎪⎨⎪⎪⎪⎩x′=xp1+yq1,y′=xp2+yq2である.ここで,e1=−→e1=⎛⎜⎜⎜⎜⎝10⎞⎟⎟⎟⎟⎠をx軸方向の基本ベクトル,e2=−→e2=⎛⎜⎜⎜⎜⎝01⎞⎟⎟⎟⎟⎠をy軸方向の基本ベクトルとすると,点Uの位置ベクトルuは,u=xe1+ye2であり,またp=−→p=⎛⎜⎜⎜⎜⎝p1p2⎞⎟⎟⎟⎟⎠,q=−→q=⎛⎜⎜⎜⎜⎝q1q2⎞⎟⎟⎟⎟⎠とおけば,点Uのfによる像U′の位置ベクトルu′は上のx′,y′の式からu′=xp+yqとなる.図3.5はx=3,y=2のときのuを示している.また図3.6はおなじx,yに対するu′を示している.✲✻✻✲✸MyNE2(0,1)e2Oe1E1(1,0)uU(3,2)xu=3e1+2e2図3.5.基本ベクトルによる位置ベクトルの表示.✲✻yOqQ(q1,q2)pP(p1,p2)U′✯✍x✒u′=3p+2q図3.6.線形変換による点の移動とその位置ベクトル表示.問4. 図3.5の点M,Nはfによってそれぞれ図3.6のどの点にうつされるか.Allrightsreserved,OkadomeLab.
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