第2章逆行列と連立1次方程式31∴13y=2.[4]したがって,つぎの連立方程式(III)が得られる.(III)⎧⎪⎪⎪⎪⎪⎪⎨⎪⎪⎪⎪⎪⎪⎩x+43y=10,[3]13y=2.[4]つぎに,[4]×3をつくり[5]とおけば,つぎの連立方程式(IV)が得られる.(IV)⎧⎪⎪⎪⎪⎪⎨⎪⎪⎪⎪⎪⎩x+43y=10,[3]y=6.[5]つぎに[3]+[5]×(−43)をつくり[6]とおけば,つぎの(V)が得られる.(V)⎧⎪⎪⎪⎨⎪⎪⎪⎩x=2,[6]y=6.[5]連立方程式(V)の解が(I)を満たすことは,(V)から(IV),(IV)から(III),(III)から(II),(II)から(I)が得られることから明らかである.この解法は計算機向きの方法であるが,手計算で行なうときは,つぎのような表の形でかくとよい.Allrightsreserved,OkadomeLab.
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