工学特別プログラム002

授業目的
本授業の目的は,世界最大の第3世代放射光施設SPring-8での講義,および,グループ講習を通して先端放射光分析の実践的な技術を身につけることである.
到達目標
本授業では,下記3点を到達目標とする.
1)放射光分析の基本原理について説明できる.
2)放射光分析の基本実験について説明できる.
3)先端科学技術における放射光分析の重要性,必要性を説明できる.
授業計画
世界トップクラスの第三世代大型放射光施設SPring-8に行き、当該施設で研究している研究者達と共に、最先端の装置を用いてX線回折・散乱・分光に関する講義とグループ講習を行う(本授業では、放射光を利用した実際の実験は行わないので注意すること)。本授業は、8月中旬から9月上旬に4日間実施する(2024年度のスケジュールは6月ころ決定予定)。本授業は、講義だけでなく、講義に関連した装置見学等を通した講習を行う。履修者は、シンクロトロン放射の基礎原理はもとより、物質科学や生命科学研究にとって重要な様々な測定方法の原理とそれから得られる物理量を理論的に理解するだけでなく、グループ講習によって物質科学・生命科学研究において新発見のために放射光をどのように利用していけばいいのか理解できることになる。
【授業外学修】世界一のシンクロトロン放射光施設であるSPring-8で4日の講義,および,グループ講習を行う.貴重な機会を無駄にすることの無いよう,SPring-8とSPring-8が明らかにしてきたサイエンスについて充分な事前調査をすること.
**こちらの内容は2024年4月1日を基準としたものです.最新のシラバス情報,詳細は大学提供のシラバス情報照会ページシラバス情報照会ページで確認してください**