キリスト教学A

授業目的
本講義の目的は,学生が関西学院の建学の精神・スクールモットーを理解し,その理想の根底にあるキリスト教について基本的知識を習得することにある.
キリスト教学Aでは特に,関西学院の歴史,キリスト教をはじめ宗教を学ぶ意義,聖書,イエス・キリストの生涯と教え,キリスト教の文化,そしてキリスト教史の概略と今日におけるキリスト教の姿についての知識を習得する.
到達目標
(1)初歩的な宗教に関する知識を習得しており,人間の営みとしての宗教を客観的に認識・考察できる.(2)関西学院での勉学におけるキリスト教を学ぶ意義について説明できる.(3)『聖書』という書物の基本的性格,「イエス・キリスト」の生涯と教えについて,「キリスト教」の成立と歴史,そして現代におけるキリスト教の世界的広がり,その多様性と一致点について説明できる.(4)長い歴史の中で形作られてきたキリスト教の文化(たとえば建築,音楽,美術)の特徴および文化と宗教の関係を理解,説明できる.
授業計画
第1回オリエンテーション.講義紹介.
(14回すべて対面授業で実施)
第2回関西学院の建学の精神とキリスト教を学ぶ意義
第3回キリスト教学の基礎知識
イエス・キリストの生涯と教え(1)
第4回イエス・キリストの生涯と教え(2)
第5回『聖書』の基礎知識 (1):「旧約聖書」とは?
第6回『聖書』の基礎知識 (2):「新約聖書」とは?
第7回キリスト教の教理(1):「信じる」こととは?
第8回キリスト教の教理(2):キリスト教の神とはどのような存在なのか?
第9回キリスト教の教理(3):「人間」はどのような存在なのか?
第10回キリスト教の教理(4):教会は「キリスト」をどう解釈したのか?
第11回キリスト教の教理(5)「救われる」こととは何を意味しているのか?
第12回キリスト教の教理(6):「恵み」と「教会」とは何か?
第13回キリスト教の教理(7):キリスト教徒はどのようにいきるべきなのか?(「倫理」)
第14回授業内試験
【授業外学修】PPスライドとノートを見て前回の授業内容をふり返ったうえで各授業に臨むこと.
指定された資料を事前に読むこと.
また,キリスト教の伝統と価値観に体験的に接し,対話する機会として,週1回程度(あるいはそれ以上)の理・工・生命環境学部チャペルへの出席を奨励する.
**こちらの内容は2025年4月1日を基準としたものです.最新のシラバス情報,詳細は大学提供のシラバス情報照会ページで確認してください**