コンピュータビジョン特論
授業目的 |
---|
本講義の目的は,カメラで観測された実世界の3次元構造を推定するためのコンピュータビジョンに関する基礎知識を修得することである. |
到達目標 |
カメラ画像に基づいて物体の3次元形状を復元するための様々なアプローチに関する基本的な知識を身につけることを目標とする. |
授業計画 | |
---|---|
第1回 | 幾何変換に基づく撮像過程のモデル化 |
第2回 | カメラパラメータの表現 |
第3回 | カメラパラメータの幾何学的校正 |
第4回 | 単眼透視変換画像からの3次元形状復元 |
第5回 | ステレオカメラによる3次元形状復元(1) |
第6回 | ステレオカメラによる3次元形状復元(2) |
第7回 | 輝度不変性に基づくオプティカルフローの抽出 |
第8回 | 剛体運動における物体の位置・姿勢推定 |
第9回 | 画像の対応付けのための特徴点 |
第10回 | 時系列フィルタリングによる物体追跡 |
第11回 | 物体表面における光の反射特性のモデル化 |
第12回 | 陰影情報からの表面勾配の復元 |
第13回 | 総復習 |
第14回 | 授業中試験 |
【授業計画】 | 講義の進捗状況によって適宜順序の変更や内容の一部省略・追加があり得る. |
【授業外学修】 | 各回の授業後に以下の(1)~(3)を実施することで,学んだ内容の定着を図り,定期試験に備えておくこと. (1)その回の授業での配布資料およびそこにメモした事項を基に,授業内容を再確認する(1時間程度). (2)その回の授業で提示された講義のポイントの各事項に関する説明文を,(1)での理解内容に基づいて作文してみる(2時間程度). (3)その回の授業における前回の講義の復習内容に基づいて,前回授業後に作文した(2)の内容をチェックし,理解の誤りや説明不足の部分を修正する(1時間程度). |