キャリアデザイン論
授業目的 |
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本講義では,まず履修者は「キャリアとは何か」,「キャリアをデザインするとはどういうことか」という問いかけから始め,社会や仕事に関するテーマを題材に,「主体的にキャリアそして人生を歩んでいくこと」について深く考えるきっかけを獲得します.人生100年と言われる今,社会人として自立したキャリアを積むためには,自分を知り今の生活をどう送るか考えるとともに,自分の将来を思い描いていくことが必要です.ビジネス書でベストセラーになった「7つの習慣」のティーンズ向けの書籍に準拠したワークブックを使って,有意義な学生生活を過ごして社会人として活躍するための第一歩を大学1年の今から考えましょう. |
到達目標 |
本授業のテーマは,主体的にキャリアそして人生を歩んでいくことについて深く考えることで,書籍「7つの習慣-ティーンズ」を参考に原則中心の有意義な生き方を学ぶことにより,以下の3項目の到達目標を目指します. ①自分の強みや価値観を確認し,自分のキャリアについて主体的に考え行動していく姿勢と覚悟を身につける. ②大学生として自立した人格と能力を身につけ,将来の就職活動においても堂々と自己PRができる自信を養う. ③各自のミッション・ステートメントとパーソナル・アイデンティティを作成する. |
授業計画 | |
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第1回 | イントロダクション キャリアとは何か,人生100年と言われる時代のキャリア・デザインとは何かについて考えるとともに,本講義の概要について理解する |
第2回 | 学生生活と「7つの習慣」 「7つの習慣」の概要を理解するとともに,今学生としてそして将来社会人として有意義な人生を送るための原則と習慣の基本を学ぶ |
第3回 | 第1の習慣:主体的になる 自分の人生を主体的に考え,他人や外部環境に依存せず自分で自分の人生に責任を持つための習慣を身につける |
第4回 | 演習:主体性と自己理解 自己の強み・弱み、やりたいことなどを問う質問形式の演習を通じて,主体性を発揮するため心構えと今の自分自身の内面を深く理解する |
第5回 | ゲスト講演1:先輩のキャリアデザイン1 文系の本学OBを招聘しご自分のキャリアについて講演していただく.また,本学キャリアセンターからキャリアゼミの紹介をしていただく |
第6回 | 第2の習慣:終わりを考えてから始める 人生の節目における主体的な選択について学ぶとともに,目標を定めた個人のミッション・ステートメント作成の重要性を理解する |
第7回 | 第3の習慣:一番大切なことを優先する 優先順位をつけて重要なことにフォーカスするための時間管理のマトリックスとその活用方法について学ぶ |
第8回 | 演習:時間管理と優先事項 今の学生生活を時間管理のマトリックスに当てはめてどの領域で多くの時間を過ごしているか考えるとともに,より有効な時間の使い方について改めて良く考える |
第9回 | 第4の習慣:Win-Winを考える 「人間関係の信頼残高」の概念と「Win-Winを考える」ための6つのパラダイムを学び,人間関係の基本の考え方について学ぶ |
第10回 | 第5の習慣:まず相手を理解してから次に理解される 共感による傾聴のスキルを学び,より良い人間関係を構築するためのスキルについて学ぶ |
第11回 | 第6の習慣:シナジーを創り出す 人間関係を豊かにするコミュニケーションについて考えるとともに,相乗効果を発揮するチームワークの力を実感する |
第12回 | 第1~第6の習慣のまとめと第7の習慣:自分を磨く これまで学んだ「7つの習慣」のまとめを行ったのち,これを実践するために自分を磨くことすなわち肉体・知性・感情・精神の4つの側面を磨くことについて学ぶ |
第13回 | ゲスト講演2:先輩のキャリア・デザイン2 理系の本学OBを招聘しご自分のキャリアについて講演していただく |
第14回 | まとめ 全体を振り返るとともに,今後の目標設定などについて考える |
【授業外学修】 | 初回授業の前にワークブック(教科書)を購入して目を通しておいてください. 事前課題としてLUNAや講義内で資料を配布することがあります.詳細は講義内で指示しますが,課題が出た場合は必ず事前に準備し,指示があれば講義に持参するようにして下さい.シラバス「参考文献」欄の書籍は,本講義に深く関係する内容です.特に「7つの習慣 ティーンズ」は本講義そのものの内容です.授業で使うワークブックで十分理解できますが,より深く学ぶためには原典となるこの書籍を読んでください.また,「就職力」も今読むことを強く推奨します.さらに,「キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる」は一部の内容を講義の中で活用します.その他の書籍もキャリアを考える上で役に立つでしょう. |